英語の資格を取ることは価値があるのか
英語の資格と言えばTOEICや英検が代表的です。
最近はTOEFLもメジャーになってきました。
しかし、試験の手間やコストを考えると、企業や大学が導入というのにはまだまだ時間がかかるかなと私は個人的に思っています。
私は英語の学習の1つとして試験を受けることは大いに賛成です。
実際に私はTOEICも英検も経験してきています。
このように資格試験を受けることは目標設定としても便利ですし、実際に資格を取得できれば肩書きにもなります。
さらにはモチベーションの維持にもつながってくれます。
しかし、このように資格試験に励んでいると必ず現れる敵がいます。
それは、「資格なんて持っていても意味がない」ということを言う人です。
私は今までこういう人に幾度となく出会ってきたので知っているのですが、このようなことを言う人は資格を持っていません。
持っていない、取れない、努力できない、周りと差がついていることを受け入れられない、このような自分の弱みを本人が一番知っているからこそ、このような心のない言葉を言ってしまうのだと私は解釈しています。
いわゆる嫉妬に近い感情です。
仮にこの言葉を言っていいとするなら、それは資格を持っているがそれを活かせていない人、もしくは資格は持っていないが成功をしている人に限ります。
資格を持っていない人がこのような発言をすることは間違っていると私は思っています。
それでは実際に資格の価値はどうなのでしょうか。
まずは事実から見ていきます。
誰もが知ってのとおり、企業はTOEICの点数を評価しています。
2015年4月の新聞に、TOEICの点数は高いが英語が話せない人材に人事担当者が頭を抱えているということが書いてありました。
しかし、私の会社の人事部の人に聞くと、
「TOEICの点数がない人に英語を話せるように練習をしろと言うのと、TOEICの点数がある人に英語を話せるようにしろと言うのでは次元が全然違う」
と回答をしていました。
たしかにこれは間違いありません。
TOEICの点数がある人は英語の基礎があるからです。
英語力がない人がTOEICで800点を超えてしまったということが現実にないことからも分かるとおり、決して運や偶然だけで高得点が取れてしまうことはありません。
TOEICで高得点が取れるということは、やはり英語力があるからです。
TOEICや英検などの資格は英語力の証明として十分な役割を果たしてくれます。
実際に様々な企業の求人の募集要項には「TOEIC800点以上」というように資格が応募条件になっていますし、資格がない人は応募すらできないのが現実です。
このように資格がないと選択肢が制限されてしまいます。
次に私がお伝えしたいのは資格の価値は本人が決めるということです。
どれだけ人に資格を取っても価値がないと言われても、本人が価値があると思っていればそれは価値があることだと私は思っています。
例えばTOEICで500点というスコアがあるとします。
このスコアに価値がないと自分でみなしてしまえばそれ以上の価値は生み出しません。
しかし、このスコアに自分で価値があると思い、それを自信を持って主張すればそこから可能性が広がるわけです。
面接でアピールすることもできますよね。
「500点しかありません」と言ってしまうのか、「今500点あるので600点や700点も必ず達成できます」とアピールするのか。
「自分の専門は◯◯ですが、TOEICも500点あるので、英語の分かる◯◯です。」とアピールすることも可能です。
見せ方を工夫すればどれだけでも価値を高めることはできます。
結局は本人が資格に価値があると思えば価値はあるのです。
それだけで行動や発言が変わるからです。
ちょっときつい文章になってしまったかもしれませんが、私は資格を取ることに大賛成です。
ですので、今、資格の勉強をしている人は自信を持って勉強を続けてください。
自分が価値があると思えばそれは本当に価値のあることになるのです。
普通自動車免許しか資格を持っていない人の「資格は必要ない」という意見は聞き流しておきましょう。
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