聞き取れたのに内容を覚えていない

リスニングをしていて、英語を聞き取れたのに、聞き終えた後、その内容を覚えていないということはありませんか?

 

しっかり聞き取ったつもりなのに、その話の要点が何だったのかが分からないこと、大切な部分が思い出せなかったりすること、これには2つの理由があります。

 

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理由1 実は聞き取れていない

 

これが最大の理由で間違いありません。

 

単語レベルの音は聞き取れているので本人は聞き取れたつもりでも、すべてを聞き取れているわけではないため、聞き終えた後、その内容が明確には頭に浮かばないということです。

 

単語レベルの音で聞き取りはできているので、話の中の登場人物や動作などは分かります。

 

しかし、その単語同士を結びつける文法や単語の並びについては聞き取れていない、理解できていないということがよくあります。

 

そのため本人は聞き取れているつもりでも、意味として理解できていないのです。

 

そして、聞き終えた後、意味が分からないということになります。

 

つまり正確に言えば、聞いた内容を覚えていないのではなくて、理解できていないのです。

 

この場合、まだまだ語彙力や文法、英語特有の表現に対する理解が低いと言えます。

 

 

理由2 聞くのに必死で覚える余裕がない

 

全力で英語の音に向き合えば聞き取れるものの、聞き取ることに全力になっているため、聞いた内容を覚えることに手が回っていないということがあります。

 

音としては聞き取れているものの、肝心な内容を覚えることができていないわけです。

 

これは単純に経験不足によるものです。

 

まだまだリスニングに割いた時間が少ないため、聞き取りに慣れていないことが原因です。

 

しかし、この段階にいる人は後一歩のところまで来ているので、英語を聞いている時間をさらに増やすことで解決できます。

 

慣れてくると聞き取りに使う力が少なくてすむようになるものです。

 

そして余裕が生まれ、その余裕を聞いた内容を覚えることに充てられるようになります。

 

また、もう1つの理由として言われていることは、脳の短期記憶の力です。

 

聞いたものを暗記するのではなく、聞いた直後のみ、脳の中に記憶をしておく力のことです。

 

短期記憶ができていないため、聞き終えた後に内容が思い出せないことになります。

 

これは英語力とは関係がない部分の力なので、英語を学ぶことで直接的に解決できるわけではありません。

 

ですので、やはり先に説明をした英語の聞き取りに慣れることに時間を使ってほしいと思います。

 

 

聞いたのに聞き終えたら内容を覚えていないのは、上記のどちらか、もしくは両方が理由で間違いありません。

 

文法や英語特有の表現に対する知識の欠如とリスニングの時間の絶対数の少なさを補っていけば解決することができます。

 

と言っても私もまだまだ該当しているので頑張ることにします(汗)

 

また、英語をはじめたばかりの人はスピーキングよりもリスニングの方が簡単だと感じるものです。

 

これは単純に、「you」や「this」、「to」などよく使われる基礎的な単語が英文の中には必ず含まれ、それらが耳に入ってくるのでリスニングは何となくできた気になっていることが理由です。

 

しかし、結局はそれらが分かっても文章としての意味までは理解することができません。

 

つまりは、リスニングの方が簡単だと感じるのは錯覚というわけです。

 

リスニングの勉強となれば聞き取る練習に目がいくものですが、実際には単語や文法を知っていることもリスニングにおいてはとても重要になります。

 

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