ライティングの第一歩は日記から
私を含め多くの英語学習者がライティングを苦手としています。
なぜライティングが苦手なのか?と考えていくと、スピーキングやリスニングなど他の英語スキルと比較して圧倒的に英語を書く機会が少ないからという理由で間違いありません。
海外旅行でスピーキングやリスニングが必要になっても、長々と英文を書くことは普通はないはずです。
英字新聞や海外のホームページを見ることはあっても、それらを書くことは普通はないはずです。
正確な文法知識や文章構成力が要求されるのでライティングが難しいのは間違いないのですが、他のスキルと同様に使用頻度を増やしていけば実はそれほど難しいわけではないと感じることができるかもしれません。
そこで、ライティングの第一歩として日記を書くことをおすすめします。
私たちが私生活の中で英語を書く必要性がないのは上述のとおりで、それ以外にも英語で書く題材がないこともライティングの使用機会を少なくしている理由だと思います。
日記であれば毎日何かしらのネタが自分の頭の中にあるわけです。
英語を書く題材としてネタが尽きることはありません。
しかも、日記は日常的なことを書くため、英語力としてスピーキングやリーディングなどの他のスキルの基礎の部分の強化につながります。
自分が毎日したことを英語で書いてみましょう。
I woke up early this morning.
今朝は早く起きました。
First, I had breakfast.
はじめに朝食を食べました。
It was delicious.
とてもおいしかったです。
After that, 〜
その後〜
この程度の平易な文章で自分がしたことを書く習慣を身につけましょう。
上の英文は非常に簡単に見えますが、実際に自分の手を動かして英文を書いていくうちに「これって正しいのかな」と疑問に思うことが出てきます。
余裕があればそれらを電子辞書で調べてみるとライティングスキルはさらに向上します。
「wake up」で「起きる」だけど、過去形は「woke up」なんだな
「breakfast」は「have breakfast」と「eat breakfast」のように「haveとeat」を動詞に使うのだな
「breakfast」の前には冠詞の「a」も「the」も付けないのが一般的なんだな
こんな気付きが毎日のように得られます。
ただし、翻訳ソフトで自分が書いた英文が正しいかをチェックすることはまったくおすすめできません。
「はじめに朝食を食べました。」をGoogle翻訳を利用して英語にしてみると、「Introduction I ate breakfast.」と翻訳されてしまい、これは間違いです。
Google翻訳の誤りの例
クリックして拡大できます
このように翻訳ソフトでは日本語を正しい英語に翻訳できない場合が多くあります。
翻訳ソフトはたしかに便利なのですが、翻訳されたものが正しいかどうかを判断するだけの英語力が必要になるので、初心者は活用することができません。
調べるのなら、辞書で調べることです。
このように自分で調べて単語や文法の知識を身につけることがライティングでは大切です。
しかし同時に、考え方として、正解か不正解か自信の持てない英語を無理に書こうとしないこともライティングでは大切になります。
「添削者してくれる人がいないのなら、添削が必要な英文を書こうとするな」と先輩に言われたことがありますが、最近の私はこの考えでライティングをしています。
仕事では、調べる必要があるような英語をたくさん書くのも時間がかかりますし、間違ってしまうリスクも高くなるだけです。
だからこそ、状況によって調べる必要がある英語を書くのか、調べる必要のない英語の範囲で書くのかを見極めるようにしましょう。
日記の場合は練習なので、辞書で調べて知識にすることをおすすめします。
日記を書くことで、ライティングの使用頻度が高くなり、さらに調べごとをすることでライティングのクオリティも上がっていきます。
繰り返しになりますが、ライティングスキルのレベルアップには、やはり単語や文法知識も欠かせません。
しかしながら、単語や文法知識というのは一朝一夕で身につくものでもありません。
これらを少しずつでも確実に身につけていく方法として、日記を書く中で未知の単語や文法を調べながら使用していくことが有効になります。
毎日少しずつ知識を増やしていくことは負担も少ないのでおすすめです。
書くことがないからライティングの勉強をしていないという人は、まずは日記から挑戦をしてみてください。
日記を書く時間を毎日固定しておけば習慣化もしやすくなります。
また、将来振り返って思い出にひたるという日記本来の楽しみもあるので一石二鳥です。
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