年度によってTOEICの難易度は違う?

※この記事は2016年5月から始まった新TOEICに対応しています。

 

「TOEICの難易度は年度や受験する回によって異なるのか?」ということについて、私の見解をここでは述べていきます。

 

TOEICは、アメリカにある非営利テスト開発機関ETS(Education Testing Service)が主催をしています。

 

それゆえに、ETSがTOEICの難易度について、どのように説明しているのかがもっとも確実な情報になりますが、ETSはTOEICの難易度について公式に発表していていることはありません。

 

しかし、難易度と近いこととして、TOEICの採点方式については方針を発表しているので、採点方式の方針から、難易度について考察ができます。

 

ETSが採点方式について公式に発表していることは、実際にどのように採点を行っているのかはブラックボックス(その方法は開示していない)だが、「英語力に変化がない限り、何回受験をしても点数は同じ」ということです。

 

つまり、自分で受けてみてその手応えとして、仮に「今回はいつもよりよく解けた」「いつもより難易度が低かった」と感じても、「今回は全く解けなかった」「いつもより難易度が高かった」と感じたとしても、結果として出てくるスコアは同じということです。

 

このように、「簡単だった」「難しかった」という個人が感じる難易度については、その人の中での話でしかありません。

 

それゆえに、ETSの方針に従えば、TOEICの回や年度における難易度という概念は存在しないと言いたいのですが、私は自分自身がTOEICを受けてきた経験や、私が収集してきた情報からはそうとは言えません。

 

第一に、ETSは本当に「英語力に変化がない限り、何回受験をしても点数は同じ」という採点の仕組みを構築できているのか疑問です。

 

そう言わないとテストとして成立しないというのが実情であり、本当にこれほど正確な採点ができているとは思えません。

 

だからこそ、私自身もこれまで受験したTOEICの回や年度によって難易度に差があった、点数が取りやすかったということを実感していますし、私と同じように難易度に差があるということを述べる専門家も多くいます。

 

以下は私がこれまで読んできた英語の勉強に関連する書籍ですが、その中でTOEICの難易度についていろいろな言及がありました。

 

英語の本

 

話は今からだいぶ前になりますが、実際に以下のようなことを言及している専門家が多いです。

 

2013年は難易度が下がった

 

2011年の難易度がピークだった

 

2013年は見直しが入った

 

最難関と言われるパート7が簡単になった

 

そして、これらの意見をまとめると、「2011〜2012年のTOEICの難易度が高く、それ以降は難易度が少し下がった傾向にある」と指摘する人が多いです。

 

「英語力に変化がない限り、何回受験をしても点数は同じ」という仕組みのTOEICを受験して、偶然でこれほど所感が一致するでしょうか。

 

私はそうとは思いません。

 

もちろん問題との相性もありますが、100点以上点数に差があるなど、明らかに点数が取りやすい回や、そうでない回が存在しています。

 

中には「TOEICの難易度は毎年同じだ」と主張する人もいます。

 

しかし、TOEICに限らず他の資格試験でも難易度が見直されることはよくあります。

 

(かつて弁護士の司法試験は難易度が下がったことで、弁護士の数が増え、問題になりました。)

 

特に、2016年5月に出題内容が変わってから、ETSも採点方法の調整をかけていると推測できるため、難易度は安定していないと私は思っています。

 

このような理由から、「TOEICの難易度は年度や受験する回によって異なる」と結論づけたいです。

 

そして、難易度が違うからこそ、たくさんの回数を受験することで、点数の取りやすい回に巡り会える可能性が高くなります。

 

難易度が低いと感じる「当たりの回」はいつやってくるか分かりません。

 

だからこそ、TOEICで高得点を狙うには、とにかくたくさん受験することが大切です。

 

TOEICの年度や回による難易度についてはこのような見解ですが、他の資格試験と比べてTOEICの難易度はどうなのでしょうか?

 

難しいというイメージが先行しているように感じますが、実はTOEICの難易度は他の資格試験と比べれば低いです。

 

その理由は以下のとおりです。

 

  • マークシートで行われるので回答しやすい
  • 選択形式で回答するので勘や運で正解になることがある
  • 他の試験と比べ試験時間が短いので集中しやすい
  • テクニックで点数が取れてしまう
  • 年間を通して試験回数が多いので勝負しやすい
  • 受験者が多いため情報がたくさん出回っているので攻略しやすい
  • 問題集や教材が多いので勉強しやすい
  • 中学や高校で勉強した英語が土台にあるので取り組みやすい

このように、他の資格試験と比べて難易度が低い理由はたくさんあります。

 

それでいて、社会で高く評価されるのがTOEICです。

 

こんなに良い資格試験はTOEICしかないというのが私の意見です。

 

次の記事はコチラ:TOEICで250点以上取れない人へ

 

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