wearとput onの違い

「〜を着る」という意味で使われる「wear」と「put on」のニュアンスの違いについて説明をしていきます。

 

I wear my jacket.

 

I put on my jacket.

 

上の2つの文章のニュアンスの違いは分かりますか?

 

I wear my jacket.
私はジャケットを着ています。

 

I put on my jacket.
私はジャケットを着ます。

 

「wear」の場合は、日本語訳を見る限り、現在進行形のような訳になっていますが、ニュアンスとしては、ジャケットを着ている状態を表します。

 

この「wear」のような動詞を状態動詞と言って、現在進行形のような訳になります。

 

「住む」という意味の「live」なども状態動詞で、現在形ながら現在進行形のような訳になり、「住んでいる」という状態を表します。

 

I live in Tokyo.
東京に住んでいます。

 

「I am living in Tokyo.」のように現在進行形で使うのはちょっと不自然です。

 

続いて、「put on」についてです。

 

この「put on」は、「wear」が「着ている」という状態を表したのに対して、「着る」という動作を表すニュアンスがあります。

 

状態動詞に対して、動作動詞と言われるものです。

 

つまり、「put on」は「今まさに服を着ている」という動作を表現するときに用いるのが正しい使い方です。

 

 

まとめますと、まず、服を着るときは「put on」で、そして服を着終えた状態は「wear」と表現するのが正しい使い方になります。

 

ちなみに「wear」は「wear-wore-worn」という不規則変化をする動詞なので注意が必要です。

 

また、「wear」は、「〜を着ている」という「be dressed in〜」とまったく同じ意味になります。

 

「put」は「put-put-put」となり、すべて同じ形を取る動詞です。

 

 

 

「wear」のように現在形ながら現在形進行形の意味を持つ状態動詞は以下のものに限られています。

 

心の状態や感情を表す動詞

 

like、dislike、love、hate、despise、please、surprise、want、desireなど

 

「好き・嫌い・尊敬・軽蔑・羨望・欲望・驚き」などを表す動詞です。

 

知覚に関係する動詞

 

see、believe、hear、realize、know、forgetなど

 

知覚とは、「思慮分別を持って知ること」「感覚器官を通して外界の物事の身体内部の状態を知る働き」と辞書に意味があるように、体の感覚に関する動詞を言います。

 

物の状態を表す動詞

 

be、exist、appear、seem、have、belong、own、contain、includeなど

 

以上のように物の状態を表す動詞も状態動詞になります。

 

状態動詞はここに挙げた3つのカテゴリに限られているので、繰り返し英文などの中で出会う経験が増えれば感覚的に分かるようになってきます。

 

 

 

次は状態動詞と動作動詞のおさらいを含めて、「angry」という単語の用法について説明をしていきます。

 

be angry atとget angry atとbe angry aboutの違い

 

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