ネイティブレベルは目指さない

英語の学習を始める理由は人それぞれです。

 

英語が好きだ

 

海外旅行を楽しみたい

 

仕事で英語が必要

 

英語を覚えて転職したい

 

英語がかっこいい

 

そして、これらの理由によってどのレベルの英語力を目指すのかが変わってきます。

 

帰国子女のような人や海外のタレントを見て、それに影響を受けて英語の学習を始める人にありがちなのがネイティブレベルの英語力を目指すということです。

 

理解できない英語など一切なく、外国人の友達を作り、まるでネイティブかのように彼らとナチュラルにフランクにやり取りできるくらいの英語力を身につけることを目標にする人がいます。

 

目標が高いのはとても良いことなのですが、ネイティブレベルを目指すという目標は実は現実性に欠けるものです。

 

本当にいつも思うのですが、これから英語を勉強する初心者ほど胸を躍らせてネイティブレベルを目指す人が多く、すでに英語を知っている経験者ほどネイティブレベルは不可能だと理解しています。

 

私は仕事で英語を使います。

 

もちろん英語で仕事をできるだけの英語力があるのですが、それでもまだまだ知らない単語や表現もたくさんありますし、自分の聞き取りや会話力に自信が持てないこともあります。

 

そもそもこのレベルに来るまでに相当な苦労がありましたが、これよりもさらに上のレベルの英語力なのがネイティブレベルです。

 

それだけではありません。

 

仕事上ではフォーマルな英語が使われるため、ネイティブスピーカーとの会話でもまだこなせます。

 

相手に通じないような英語は仕事上で通常は使われないものだからです。

 

しかし、仕事という世界から飛び出し、ネイティブスピーカーが生で話している会話や洋画などを聞くとなるとまったく理解できないこともあるくらいです。

 

インターネット上でも私はFacebookで世界の各国の友人とつながっています。

 

彼らがFacebook上に書き込むコメントなどを見ても、意味不明で理解できないことも多くあります。

 

仕事で英語を使い、海外出張も一人でこなし、TOEIC845点、英検準1級までの英語力がある自分でも残念ですが、ネイティブスピーカー同士がラフな英語でやり取りしているのは理解できないものです。

 

私たち日本人も仲の良い友達と話すとなれば、自分たちの関係性がなければ許されない雑な話し方をしたり、自分たちしか分からないような言葉を使うことがあります。

 

とてもじゃないですが教科書には載っていないような日本語です。

 

このように、いくら勉強をしてもネイティブスピーカーが気の知れた仲間の中で普段使っている英語は分からないものです。

 

むしろこれを分かろうとすることが私は間違いだと思っています。

 

ですので、英語の学習目標を持つときはネイティブレベルを目指すことはおすすめしません。

 

ネイティブレベルを目指した瞬間、英語の勉強の難易度は格段に上がり、手に負えないものになってしまいます。

 

言い換えるのならば、永遠にゴールにたどり着くことのない終わりなき旅に出るようなものです。

 

TOEIC990点満点、英検1級、英語学習経験10年、仮にこれほどのレベルになったとしてもネイティブスピーカーの英語力には届きません。

 

これが現実です。

 

しかし実際には、ネイティブレベルでなくても私のように英語でのコミュニケーションに困ることはありません。

 

つまりはネイティブレベルは過剰な英語力でしかないということです。

 

まずは現実的な目標、「簡単な英会話ができる」を目指すのが一番です。

 

このレベルでも英語が話せることは本当に楽しく、十分に満足できるものです。

 

ちなみにあなたが英語がぺらぺらだと感じている人も、本人に聞けば分かることですが、決してネイティブレベルではありません。

 

実際のところ、ネイティブレベルにははるかに及ばない簡単な英語を話しているだけでも、英語が話せない人からは英語がぺらぺらかのように見えてしまうものです。

 

このレベルで十分じゃないでしょうか。

 

英語が話せるは可能、ネイティブレベルは不可能、これが私が10年以上英語を勉強して至った結論です。

 

ネイティブレベルという目標を設定すると、目標達成の前に人生が終わりになる可能性が高いと感じます。

 

次の講義はコチラ:英語は応用よりも基本が大切

 

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