仕事で英語を使う人の単語学習方法

ここでは、仕事で英語を使う人がどのように単語の学習をしていけば効果的かつ効率的かという方法論について説明していきます。

 

仕事で英語を使う人が単語学習をする場合、意識するべきことが2つあります。

 

第一に、ビジネスで使う単語を覚えることです。

 

第二に、自分が担当する分野の単語を覚えることです。

 

以前にも説明しましたが、ビジネスのシーンでの英語ではいつも登場する定番の単語があります。

 

そしてこの単語の数は2,000語と言われています。

 

たった2,000語です。

 

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私たちが大学受験のために6,000語以上を必要とされたことを考えると、いかにこの数字が少ないかが分かります。

 

そして、この事実の裏を考えれば、ほとんどの単語はビジネスにおいて不要ということが分かります。

 

つまりはビジネスで使う単語のみを覚えることで学習を効率化できるということです。

 

しかし、これだけで解決しないのがビジネス英語の単語学習です。

 

私はTOEICで800点以上の点数があり、これまで相当な時間をかけて単語の学習をしてきたとの自負があります。

 

ですので、ビジネスで使う定番の2,000語は当然知っています。

 

しかし、それでも毎日のように知らない単語は出てくるものです。

 

なぜ知らない単語が出てくるのか、その理由は自分の業務と関連する専門分野特有の単語があるからです。

 

私は機械類の貿易関係の業務なので機械についての専門用語が必要になります。

 

この機械類の専門用語は、仮に東大トップレベルの英語力や英検1級、TOEIC990満点の人であろうとも分からないものです。

 

専門用語は知らなければ分からないものであり、文脈や周りの単語から推測できるものでもありません。

 

そして、このような現実に特に入社したばかりの人は戸惑ってしまいます。

 

そうならないために、まずは上に記した2つのポイントに従って、学ぶ単語の数を絞ることをしてください。

 

ビジネスマンは誰もが多忙です。

 

限られた時間しかない中で業務に対応するだけの単語力を身につける必要があります。

 

ビジネスで使わない単語や、自分が担当する分野外のマニアックな単語の学習に時間を使ってはいけません。

 

特に自分が担当する分野の単語を覚えるということはビジネスならではです。

 

仕事で英語を使う以上、自分はその分野の専門家になる必要があるので、自分の専門分野の単語を優先的に覚えるようにしましょう。

 

そして、この作業を早く行うための方法を紹介します。

 

とてもシンプルなことですが、同じ業務を担当する先輩から仕事で使った資料などをもらうことです。

 

その資料を眺めていけば、その分野専門の単語に必ず出くわします。

 

そして、それらを覚えていくだけです。

 

この作業をすれば比較的早い段階で業務に対応できるようになります。

 

ビジネスにおいて自分の専門分野の単語を覚えることは重要です。

 

それと同時に専門分野の背景知識を身につけることも必要です。

 

TOEICはビジネス向けの英語を学ぶことになります。

 

しかし、実際にはそれだけでは不十分です。

 

TOEICはすべての業種や分野に共通する部分の単語を身につけるためのものだからです。

 

その共通部分をしっかりと習得した上に自分の専門となる分野の単語力を作り上げていきましょう。

 

これが仕事で英語を使う人の単語学習方法です。

 

自分の専門分野に強いことが求められるのみで、決して大学受験のような日常生活で使わない高度な単語を覚える必要はありません。

 

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