リーディングを速くする方法

前回の講義では、英文の意味を理解するためのリーディングのテクニックを紹介しました。

 

今回は、リーディングを速くするテクニックについて説明をしていきます。

 

リーディングにおいてもっとも重要だと言われているのは、リーディングは慣れだということです。

 

「日頃から英字新聞やインターネットで多くの文章を読んでいれば自然と速くなります」という主張を聞くことがよくあります。

 

たしかにこれはもっともな方法です。

 

TOEICや英検は慣れによってリーディングの点数も上がるということは間違いありません。

 

しかし、今回はもう少し掘り下げて、私が実際に仕事の中で大量の文章を速く読むために行なっていることを説明していきます。

 

まず私がしていることは、「文章の重要度を考える」ということです。

 

例えば、契約書等などの重要な文章ならば必ず読まなければなりません。

 

しかし、ただの広告のような文章であれば重要ではないので「読まない」という判断をすることができます。

 

このようにはじめのステップとして、そもそもその文章自体を「読まない」という選択肢を考えます。

 

続いて、読むことを前提としたテクニックです。

 

文章の中で重要なこともあれば、重要ではないこともあります。

 

必ずしも文章のすべてを読む必要が常にあるというわけではありません。

 

例えば、契約書等でしたらすべてをしっかりと理解しないといけません。

 

すべてを理解していないことによって、後々問題が生じる可能性があるからです。

 

しかし、新製品の紹介や事務所移転などの文章の場合は、自分が知りたい情報や知らないといけない情報というものがあります。

 

新製品の紹介であれば自分が知りたい新製品の情報、事務所移転の内容であればいつからどこに移転するかと連絡先だと思います。

 

ここで使うテクニックは「スキャンニング」と呼ばれるものです。

 

これは文章中から特定の情報のみをすばやく抜き出すときに使われるテクニックです。

 

例えば、複数の新製品の仕様について記述された長々とした文章があったとします。

 

そして、この中から特定の型番「ABC-123456」という製品についての情報のみを知りたいとします。

 

この場合、するべきことは「ABC-123456」という型番のみを頭の中に記憶して、文章中からその型番が記述された箇所を見つけるように上から下に向かって目を通します。

 

その型番が記述された箇所を見つけたら、その箇所のみを集中的に読み、理解するというテクニックです。

 

このスキャンニングというテクニックを使うことで、根本的に読む量を減らすことができます。

 

読む量が減れば当然のことですが、それに比例して読む時間も短くなります。

 

これはあなた自身のリーディングのスキルが上がっていなくてもできるテクニックなので即効性があります。

 

次に紹介するテクニックは「スキミング」と呼ばれるものです。

 

これは文章全体にサッと目を通してだいたいの内容を把握するというテクニックです。

 

だいたいの内容を把握して流れをつかんでからより詳しく読んでいくと意味をかなりつかみやすくなります。

 

その方法としては、やはり英語というものの特徴に着目をすることです。

 

英語は段落でしっかり区切って文章が書かれていて、さらに段落の冒頭にその段落の内容を表すことが書かれている場合が多いです。

 

これは「英語は結論を先に」という性質があることに起因しています。

 

もっと詳しく言うのであれば、英文の代表的な構成は「要約、序論、本論、結論」という4段落になっています(もちろん例外はあり)。

 

そして、各段落の構成をさらに細かく見ていくと、はじめにその段落のテーマが何かについてが書かれていて、それに続いてその段落のテーマの論理が展開される形になっています。

 

つまり、長文を読むときはまずはそれぞれの段落の冒頭を見てみることです。

 

そうすることでこの文章はどんな内容でどう流れていくのかを知ることができます。

 

この情報を持って文章を読み進めるのと進めないのでは読むスピードも理解度もまったく違ってきます。

 

ここで紹介をしたリーディングのテクニックは知っていればすぐにできることなのでぜひ試してみて下さい。

 

方法だけ聞くと難しく感じるかもしれませんが、意識はしていないものの、日本語で書かれた文章を読むときに私たちがしていることです。

 

ですので、意識的に英語のリーディングでもこれらを取り入れてみれば、必ず効果を感じられます。

 

次の講義はコチラ:多読の効果

 

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