推測で英語が理解できるというのは嘘

あなたの周りにこのようなことを言う人はいませんか?

 

「単語は分からないけど英語を聞けば推測で理解できる」

 

かつての自分がそうだったのですが、海外への留学経験や、外国語学部出身であったり、長年英会話学校に通ったりと、英語のバックグラウンドは十分にあるが英語ができない人ほどこのような発言をすると私は知っています。

 

これは心理的な問題で、学習してきたのに英語ができない自分を素直に受け入れられない気持ちや、人前でプライドを守りたい気持ちがあるからだと思います。

 

この言葉はある意味切り札的なところがあって、これを言われてしまったら、心の中では「かっこつけるな」とか「嘘を言うな」と思いながらも「そうなんだ」としか言い返せません。

 

しかし、語彙力がない人が英語を聞いて推測で理解できるということは絶対にないと私は思っています。

 

事実として、私は長年英語を勉強していますが、語彙力がついて、聞いた英語の中で知っている単語の方が圧倒的に多い状態になってやっと少し推測で理解することができるようになりました。

 

ハッキリ言って、知らない単語の方が多い人が英語を聞いても推測で内容を理解できることなんてあり得ません。

 

こんな神業ができる人であれば、全く知らないタイ語やスワヒリ語であっても推測で理解できるはずです。

 

聞いた英語を100%分からなくても推測でカバーして理解できる人は、それを埋め合わせるだけの語彙力がある人に限られます。

 

つまりは相当な英語力がある人しか無理という意味です。

 

英語の受験問題やTOEICなどでは、英文の中に空欄がありそこに正しい語彙を入れる問題があります。

 

この空欄も1つの文章の中で1つだから何が正しいのかを理解することができるのです。

 

しかし、この空欄が文章の中の半分とかを占めてしまえば何が正しいのか全く分かりません。

 

今回私が言いたかったのはこれと同じ事です。

 

語彙力がない人は聞いた英語の中に空欄が多く、語彙力がある人はこの空欄が少ないのです。

 

それゆえに語彙力がない人は推測が利かず、語彙力がある人のみ推測が利きます。

 

つまりは推測で英語を聞くにも、リスニングを強化するにも語彙力は必要になるということです。

 

また、これと同様に文章の構造を理解するための文法知識も欠かせません。

 

文法というのは説明がつかないものが多数あり、これらは知識として知っていない限り、聞いただけでは理解することができないからです。

 

このように英語を推測で理解するという技術は語彙力と文法知識が十分にある人に限られますし、これらが十分にある人でもできない場合が多いものです。

 

それゆえに英語をシャワーのように聞いていればそのうち意味まで理解できるようになるということは絶対にありません。

 

これを期待して、ただ英語を聞き続けているのであればそれは間違った方法です。

 

もし、大して英語を勉強している様子もないのに英語は推測で理解できると主張する人が身のまわりにいれば、その人は英語ができない人だと思いましょう。

 

その人がどれだけ英語の学習理論を語ろうともその方法は正しいものではありません。

 

そんな話は聞き流すべきです。

 

かなり厳しい意見となってしまいましたが、英語を推測で理解できるようにするには長い経験と語彙力、文法知識が必須になります。

 

次の講義はコチラ:ディクテーションのやり方と期待できる効果

 

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