親しい間でする表現は仲良くなってから

「外国人はオープンな性格で陽気だから、日本人みたいにかしこまった振る舞いはいらないよ」

 

こんなことを聞いたことはありませんか?

 

たしかに外国人は社交的です。

 

私の友人の外国人もそれを認めていますし、それが普通だと思っています。

 

ですが、これを過信して得をすることはありません。

 

よくあるパターンとして、

 

May I ask your name?
名前を聞いてもよろしいでしょうか?

 

と丁寧に尋ねて、

 

My name is Tom.
トムです。

 

Oh Tom, I'm Eita.
おう、トム、私は英太です。

 

という会話をしてしまう人がいます。

 

名前を尋ねて、相手が「トム」と答えたから、「トム」と呼んでしまったというわけです。

 

日本語であっても英語であっても自分で自分の名前に「〜さん」や「Mr. 〜」というように敬称を付けないのは当然のことです。

 

しかし、相手の名前に対してはそうではありません。

 

ですので、あなたは初対面の相手に対しては、

 

Oh Mr. Tom, I'm Eita.
トムさん、私は英太です。

 

と敬称を付けて呼んだ方が無難です。

 

仮に「トム」と呼びたいのであれば、「May I call you Tom?(トムと呼んでもよろしいですか?)」とこちらから許可を取る、もしくは相手が「Call me Tom.(トムと呼んで)」と言うのを待つべきです。

 

たかが名前ひとつ呼ぶのにも日本語と同様に注意が必要になります。

 

また、仮にファーストネームで名前を呼び合うようになっても、たかがファーストネームで呼び合うだけの仲であればまだまだ本当の意味での人間関係は浅く、言葉には注意が必要です。

 

「外国人はフランクだ」というイメージが先行していますが、これはあくまでも「日本人よりもフランク」というのが正しい認識で、配慮のない表現がすべて許されるわけではありません。

 

もちろんそこには個人差というものも存在します。

 

私は仲の良い外国人の友人に「僕の表現の中で失礼なものがあれば細かく注意をして」とお願いをしていました。

 

すると驚くほど注意を受けることになってしまいました。

 

私は当時、一緒にご飯に行き、グラスが空いているのを見て(自分は気配りができているつもりで)、

 

What do you want next?
次は何が飲みたい?

 

と聞いていたのですが、これも大変上からで失礼にあたる表現なのです。

 

ニュアンスとしては、「おごってやるから何が飲みたい?」というイメージです。

 

角が立たない表現をしたければ、

 

What would you like next?

 

が普通なのです。

 

しかし、日本人が英会話を日本にいて学ぶとき、このあたりの区別はされていないですよね。

 

他にも「You should〜」なんて表現は大変上から目線な表現です。

 

「〜すべきだ」なんて強い表現で「俺が正しい、だからあなたはこうするべきなのだ」という高圧的な意味で外国人は理解しているものです。

 

やはり「It would be better to〜」という表現で「〜した方がよいかもしれない」くらいで話した方が絶対にいいと思います。

 

英会話って言葉であって、コミュニケーションの道具ですよね。

 

それゆえに、ある程度分かってきたら丁寧な表現にこだわると外国人と良い関係を作ることができます。

 

仕事で英語を使う人は特に気をつけてほしいです。

 

「日本人の代表として世界を相手に仕事をしている」、これくらい責任のあることだと思います。

 

母国語でない英語で言葉づかいに配慮をするのは大変なことですが、とても大切なことです。

 

次の講義はコチラ:女性へのお世辞は避けた方が無難

 

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